東京–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — 大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:井上眞、以下「大塚製薬」)と次世代シークエンサーの世界トップ企業であるIllumina, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、CEO:Francis deSouza、以下「イルミナ社」)は、造血器腫瘍を対象とするがん遺伝子パネル検査を体外診断用検査キットとして開発および商業化する契約を締結しましたので、お知らせします。
今回の契約締結により、大塚製薬は、自社が国内主要施設と共同研究を進めている日本で初めての造血器腫瘍を対象としたがん遺伝子パネル検査を、イルミナ社の医療機器NextSeq™ 550Dxシステムで使用できる体外診断用検査キットとして開発します。イルミナ社は2018年から日本でも次世代シークエンサーである同システムによる体外診断用検査キットのポートフォリオを拡大しています。本契約により、日本国内のほぼ全ての造血器腫瘍を対象とした「診断」、「治療法選択」、「予後予測」が加速されることが期待されます。
イルミナ社のアジアパシフィック&ジャパン担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのGretchen Weightmanは、「このたびの契約により、当社は腫瘍学分野における包括的なゲノムプロファイリングにさらに貢献することができます。また、医師が血液がんの患者さんのためにより効果的な治療を選択することに役立ちます。このようなパートナーシップを通じて、当社が目指すソリューションを拡大していきます」と述べています。
大塚製薬 診断事業部長 大橋達朗は、「近年、固形がんを対象にした遺伝子パネル検査が医療機器として承認および保険適用されていますが、血液がんを対象としたものはありません。当社が国立がん研究センターをはじめとする医療機関と共同開発を進めている本パネル検査が、イルミナ社の技術を用いた体外診断用検査キットとして、1日も早く難病を抱える患者さんにお届けできることを楽しみにしています」と述べています。
【イルミナ社について】 https://www.illumina.com/
イルミナ社はイノベーションに注力することで、DNAシーケンシングおよびアレイベースのテクノロジーのグローバルリーダーとしての地位を確立し、研究、臨床、および応用市場の顧客にサービスを提供しています。製品は、ライフサイエンス、腫瘍学、リプロダクティブヘルス、農業、およびその他の新興分野でのアプリケーションに使用されています。
【大塚製薬について】 https://www.otsuka.co.jp/
大塚製薬株式会社は「世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する」という企業理念のもと、人々の健康を身体全体で考え、「疾病の治癒」から「日々の健康増進」までを目指し、医薬関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業の両輪で運営するトータルヘルスケアカンパニーとして事業展開を行っています。